はじめに
今更感がすごいですが、備忘録も兼ねて形に残しておこうとおもいます。
2022年の1月に公開された劇場新作の中からベスト5を選びます
鑑賞本数は20本弱と見逃した作品が多いので「あれ入ってなくね?」と思う作品は多分観てないです。
1位

© 2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
もはや説明不要。不動の1位。別枠を設けた方がいいんじゃないかとまで思ったほど、映画愛やキャラ愛に溢れた作品。この作品に辿り着くまでに数多くのMARVEL作品を予習しなければなりませんが、予習する価値は充分あります。
2位
『コーダ あいのうた』
21日の全国公開から、映画ファン達の口コミで徐々に話題を集め、数多くの人達から絶賛を受けた作品。
聾唖の家族の中で、たった1人の聴者である少女ルビーの物語。夢を目指す気持ちや、進路で親とぶつかる普遍的な少女の悩みの中に、普通とは違う環境の中で育った彼女だからこそ直面する壁の描き方が巧い。
主役のルビーを演じたエミリア・ジョーンズの歌うときの表現力が素晴らしく、歌声や表情のわずかな変化でルビーの心の開放加減を演じている。
実質本作が1位みたいなとこある…
3位
『こんにちは、私のお母さん』
中国では興行収入900億円超えの大ヒットを記録した本作。
主演を務めるジア・リンは中国で活躍するコメディアン。そんな彼女の亡き母との実話をもとに、監督脚本主演を彼女自らが担当したコメディムービー。大ヒットの裏には必ず理由がある。本作のタイムスリップ劇には、ジャンルの壁を超えた何かが待ち受けている。
4位
『ユンヒへ』
岩井俊二監督の『Love Letter』にインスパイアされた話らしい。
子供の頃一緒に韓国で過ごしていた2人の女性たち。シングルマザーとなったユンヒへ、今は韓国を離れて日本の小樽で暮らしているジュンから手紙が届いたことで20年の止まっていた時間が動き出す…
全てが静かで、綺麗な105分。40代になった2人の再開ストーリーの物悲しさを、小樽の白銀の世界が優しく包み込む。
踏み出すことの難しい一歩を見守る静謐な時間は、劇場でしか味わえない。脇を固める俳優陣も見事で、瀧内公美さんの台詞に頼らない立ち振る舞いは『由宇子の天秤』に引き続き、とても素晴らしかった。
5位
『ブラックボックス:音声分析捜査』
ヨーロピアン航空の最新型機がアルプスで墜落、乗客全員死亡。音声分析捜査官がボイスレコーダー、通称「ブラックボックス」を開く。
サスペンススリラーとしても上質だし、比較される作品として『ギルティ』が挙がるかもしれないが、個人的には真相に近づいていく様子が『サーチ』に近い印象を受けた。ドラマパートも丁寧に描かれていることから、エンタメ寄りの印象を受けたが、風刺的なメッセージも込められた社会派な作品としても成立しているので、映画というジャンルに一般人を引き摺り込むきっかけ作りとして最適な一本なのではないだろうか。
さいごに
1月は面白い作品が多くて、追うのに一苦労でした。
配信限定作品も増えてきているので、そちらもカバーしたいですが、今回はなしで!
2月も気が向いたら更新します。