【短評】THE BATMAN −ザ・バットマン−【作品紹介】

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© 2022 WBEI TM & © DC

3月11日より全国で公開。【公式サイト
「これまでのバットマンの中で最もエモーショナルになる」と豪語するマット・リーヴス監督が最大スケールのアクションと最高危険度の謎解きゲームで世界の嘘をあぶりだす。

あらすじ

優しくもミステリアスな青年ブルース。両親殺害の復讐を誓い、悪と敵対する存在“バットマン”になって2年が過ぎた。ある日、権力者が標的になった連続殺人事件が発生。その犯人を名乗るのは、史上最狂の知能犯リドラー。彼は犯行の際、必ず“なぞなぞ”を残し、警察やバットマンを挑発する。彼はいったい何のために犯行を繰り返すのか?

短評

バットマン映画に欠かせない「暗さ」をふんだんに活用した2時間56分。
ブルース・ウェインの成長譚とも言えるが、本編では8割以上がバットマンとしての仮面を着用した状態で進行していくのが特徴的。
脚本に目立った印象はなく、良くも悪くもバットマンのPVといった感じで、映像面での格好良さが終始優先されていたようにみえる。

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闇のヒーローと称される彼にとって、何よりも重要なのは敵目線で描く恐怖描写であり、序盤のハロウィンのゴッサムシーンはまさに私自身がバットマンの映画に求めていたものだった。
暗闇での戦闘シーンや、予告でもさんざん使われていたペンギンとのカーチェイスも改めて本編で観ると、格好良さのあまり3時間弱の長尺を許してしまうほど。

事前に宣伝でも多用されている謎解きに関しては、バットマンとゴードンがアナグラムに明け暮れているのを、蚊帳の外で見ているような気分になってしまったので、あくまでもミステリーはサブ要素として捉えておくのがいいかも?

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バットマンのガジェットなどは、旧作のほうがかっこいいものが多かったが、スーツに関しては今作が個人的に一番洗練されたデザインだと感じた。マスクの造形もスーツの重量感もかなりのもので、プラットフォームの戦闘シーンでは、雨を含んだスーツが実際に25キロの重さにまで至ったようで、その環境の中で実際にアクションシーンをロバート本人が演じたことを試写会でMCから語られた。

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バットマンの活動を開始して役2年目を描くという前提も、本作のブルース・ウェインの成長譚を見る上では重要。
映像面での格好良さが特に目立つ作品であるのだが、闇のヒーロー2年目であるがゆえに失敗もつきもの。一部では撮り方まで意図的にダサくしているのかと思うような頭を抱えてしまうようなシーンがある(※個人差あり)ので是非公開時に探してみてほしい。

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全体的に暗いシーンや光が多用される作品でもあるのでドルビーシネマでの鑑賞がマスト

最後に

本人のアイコン画像本人

本作のバットマンは、前後に繋がるシリーズがない完全な独立作品なので本作を観るために予習すべき作品はありません。

ただ、事前知識として
・バットマン=ブルース・ウェインである
・ブルースが子供の頃に両親が殺害されている
・ブルースがバットマンになって2年目を想定した物語
ここらへんは知っておいたほうが物語の進行に置いていかれないかもしれません。
2022年に公開されるDCEUでない作品は本作だけっぽい?

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本ポスターのデザインが遠目に見るとクエスチョンマークになっていたことを今更気づきました…

バットマンの公開劇場一覧はこちら

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この記事を書いた人

関西を中心に映画観てます。
映画ブログのような存在を目指して細々と運営しようかなと思ってましたが、語彙力のなさと映画観る時間を優先したくて更新のめんどくささに挫折。
気分が向いた時に猿でもわかる内容をモットーに投稿してます

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