『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』1話【ネタバレ有り】考察

目次

新たなる世界秩序

ァルコン&ウィンター・ソルジャーの第1話では、スティーブが「キャプテン・アメリカ」ではなくなった後の世界が舞台となっています。

つまりエンドゲーム後になりますね。
まだ一話目の時点では明確な時系列は明かされておりませんが、ファーフロムホームやワンダヴィジョンや5月公開のブラックウィドウの一部と時系列を整理すれば見えてくるものがあるかもしれません。

開幕、意味ありげにキャプテンから預かった盾をファルコンがバッグにしまう様子が描かれます。

場面は変わり、任務に出動するファルコン。

犯罪組織LAFが狙う米軍連絡将校のヴァッサン大尉を救うという任務を課せられます。
このことから、ファルコンは現在はソードシールドなどの特定の機関には属さず、アベンジャーズとして動いていることが窺えますが、単独で米軍に協力しているあたり、実際のところどうなんでしょう。

そしてファルコンは単騎で敵がハイジャックしている機へ突入を試みます。地上からファルコンをサポートするのは情報将校のトレス中尉。

そして機内に侵入したファルコンを待ち受けていたのはびっくり

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で登場した、あの男!

© MARVEL

そう!キャプテンアメリカの第二作でキャプテンと船の上で印象深いバトルを繰り広げたバトロックです。(多分)
演じているのは元総合格闘家のジョルジュ・サンピエールという方だそうです。
前回の登場では、かませ犬的なポジションで姿を現しましたが、その戦闘スタイルは流石にプロなだけあって、ファンの中では強く印象に残っているかもしれませんね。


で、


このバトロックですが、原作では「バトロック・ザ・リーパー」という名のヴィランとしてヒーローたちの前に立ちはだかります。

© MARVEL

イラストを見てお気づきでしょうか?
ヘルメットの色が特徴的なキャラクターです。

© MARVEL

ファルコン&ウィンター・ソルジャーのドラマ版でもバトロックがヘルメットを着けるシーンがあるのですが、彼の装着するヘルメットだけ他のメンバーと違って黄色が特徴的になっています。
これは今後彼がドラマ内で「バトロック・ザ・リーパー」として暗躍するのを示唆しているのかもしれません。

激闘の末に彼が逃げ込んだヘリをファルコンが爆破させた時に難を逃れるバトロックがチラッと画面隅にいたので今後に期待です。


そして彼のコミックでの経歴を調べていると、あのヘルムート・ジモと関わりがあったり、キャプテンアメリカの盾を盗み出すことに成功していたり、シャロン・カーターを襲ったりと、何かと本ドラマ出演キャラとコミック上では衝突しているので、ドラマ版の方でも一悶着ありそうな予感がします。

(キャプテン・アメリカ3に登場したヘルムート・ジモも本作で登場することが発表されています※画像右)

© MARVEL

新たな敵、新たな組織

LAFとの戦闘を終え、チュニジアでトレスと食事をするファルコンはトレスの口からフラッグスマッシャーズという組織の名を教えてもらいます。
指パッチンの世界が良かったと掲げるフラッグスマッシャーズ
どうやら今作はメインヴィランがいるというよりも複数の組織と戦闘するようなマーベルらしい展開になるのかもしれません。

そして2人の話は変わって、キャプテン・アメリカの今に関して興味を持つトレスは、ある噂を口にします。
「キャプテン・アメリカは月に居て、秘密基地から地球を見守っている」というのです
(どこからそんな噂が…)
それを聞いたファルコンは「その手の噂には耳を貸すな」と一蹴。

冗談めいたこの会話ですが、月とは明確に言えませんが「月=宇宙」とした時、
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のポストクレジットシーンを思い出して欲しいのです。
クリー人と共に宇宙で拠点を作り(コミックではザ・ピークと呼ばれる場所)、何やら活動に取り掛かるフューリー元長官の姿があったと思います。おそらく後にワンダヴィジョンで登場する組織ソードでほぼ間違いないと思います。

最初期では噂程度でしたが、ドラマ『ワンダヴィジョン』のラストでモニカがクリー人に呼ばれたことから、ソード=宇宙のフューリーの組織である可能性がかなり高くなってきています。

もしかすると、キャプテン・アメリカもエンドゲーム後に亡くなったのではなく、フューリーと共に宇宙(ザ・ピーク)で平和維持に努めているのかもしれません。


そしてチュニジアを後にしたサムは、なんとキャプテン・アメリカの盾を手放してしまいます

国に盾を預けたファルコン。








そして場面は変わり、バッキーの回想シーンへ
アジア系の人を射殺するとこで夢から目覚めたバッキー。

よくわからないカウンセリングを終え、ご近所のアジア系のナカジマさんとメシに行きます。

メシの途中、海外で殺された息子の話をするナカジマさん、バッキーが夢で見ていた過去に射殺したアジア人と情報が一致します。
過去を悔い改めるバッキーにはなんとも悲痛な出来事です。



一方のサムは、姉が継いだ家業のために融資を受けに行きます。
過去にアベンジャーズだったとしても問答無用で断られる現状に少しうんざり気味。

こういった情勢をチラッと見せてくれるのもマーベルのいいところ。

指パッチンのせいで職を失う人や苦労人が増えたことで世界はより大きな混沌に飲み込まれていくのだと思います。
その影響で新たな組織やヴィランが乱立していくのが今後のMCUの問題点といったところでしょうか。

フラッグスマッシャーズもそういった影響によってできた組織の一つでしょう。


フラッグスマッシャーズにボコボコにされたトレスから連絡を受けたサムは、その驚異的な破壊力に驚きを隠せません。


ここで気になるのが本格的にメインに台頭してきたフラッグスマッシャーズという組織
コミックではフラッグスマッシャーというキャプテンアメリカシリーズによく登場するヴィランのことを指しているのだと思います。

つまりこのフラッグスマッシャーが率いる組織ということでフラッグスマッシャーなのでしょう。

ドラマで登場した姿と似ているところは見受けられませんが、今後ヴィランとして力を付けていく上でコスチュームがカッコよくなってくるかもしれません。



そしてラストに登場するのはキャプテンアメリカの格好をする、お国とべったりなキャプテンアメリカさん


どうやらコミックでは「U.S.エージェント」と呼ばれ、本名はジョン・ウォーカーという人物だそうです。
プロレス団体にて人体強化を受けスーパーパワーを手に入れたジョンはキャプテンアメリカが政府と対立した際に、装備を受け継ぎキャプテンアメリカを名乗るようになりました。

ドラマとかなり似た展開ですね。
スーパーパワーをドラマ版のジョンが持っているかはまだ描かれていませんが、前述のフラッグスマッシャーも動画の限りでは、ある程度の超人的パワーを持ち合わせている様子だったので、何かしら対峙するかもしれません。もしくはドラマだけのオリジナル展開で「U.S.エージェント」と「フラッグスマッシャー」が同一人物だったり…?ないか


一話にしてかなり風呂敷を広げてきた印象のバキ翼ですが、今後どうなっていくのでしょうか。
公式コンセプトアートではシャロンカーターは指名手配されていますが、今後メインの2人とどう関わっていくのか見ものです。
頼むからバッキーには罪を被せないでくれ

今後の展望

エンドゲームを終え、MCUが次へ向かうのはどこか、ワンダヴィジョンを観ると益々先が楽しみになってきました。

現在発表されているワンダヴィジョン、ロキ、ホークアイではヤングアベンジャーズという次世代のアベンジャーズに繋がる物語だと予想していますが、本ドラマに置いては立ち位置が謎でしたが、登場するヴィランの多さから、サンダーボルツ誕生へと繋がっていく説が有力かもしれません。



サンダーボルツというチームは、コミックでは、映画インクレディブルハルクやシビル・ウォーに登場したサンダーボルト・ロス将軍が率いるチームのことだそうです


このロス将軍ですが、映画ブラックウィドウにも登場することが噂されており、何かと政府側としてアベンジャーズに関わってくることが多いですよね。
コミックではレッドハルクとして猛威を奮いますが、その彼が悪役を集めたチームサンダーボルツを結成する流れになりそうです。

気になるサンダーボルツのメンバー、MCUに関わりが深いものとして

バロン・ジーモ
ウィンター・ソルジャー
タスク・マスター
・デッドプール

などなど

そしてファルコン&ウィンターソルジャーに出るかもしれないというソングバードというヴィランもサンダーボルツのメンバーです。


注目してほしいのがタスク・マスター

彼は5月公開の映画ブラックウィドウに登場するヴィランで、予告でもしっかりタスクマスターと呼ばれています。
そんな彼が、サンダーボルツの存在が示唆されることによって今後もMCUに絡んでくる可能性が出てきました。

一つここらへんで気になるのが、ブラックウィドウの予告でのワンシーン

タスクマスターが、予告の中で『アイアンマン2』でブラックウィドウとハマーが雇った傭兵が戦闘するシーンを見ているシーンがあります。





映画を観てきた我々にとっては普通のシーンですが、MCUのキャラクターにとっては元来流出していない映像のはずなので、実際にあのシーンを映像として持っているのはハマー本人の可能性が極めて高くなってきます。
つまりブラック・ウィドウにハマーが出演する可能性は一定数あり、今後サンダーボルツ結成にハマーが関わってくる可能性もありそうです。

ジャスティン・ハマー



今後のサンダーボルツ結成への伏線から目が離せませんね。
ヒントがあるとしたら『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の後半か、映画『ブラック・ウィドウ』のポストクレジットシーンかもしれません。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

関西を中心に映画観てます。
映画ブログのような存在を目指して細々と運営しようかなと思ってましたが、語彙力のなさと映画観る時間を優先したくて更新のめんどくささに挫折。
気分が向いた時に猿でもわかる内容をモットーに投稿してます

目次
閉じる